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社長のための「コラム&NEWS」
兜町カタリスト 櫻井英明の「上場社長の言葉」

第8回 「続けてきて良かった」 ビリングシステム(3623・M) 江田敏彦社長

先 日取材したビリングシステム(3623・M)。

興味深かったのは「知らないうちに使っている!」のキーワード。

同社はインターネットを使った決済システムを事業の中核としている。

ネット系証券の8割近くが同社のシステムを利用しており、FXでは大半が同社のシステムを裏側では使っているのだという。

つまり普段何気なく行っている証拠金の異動などが同社のシステムで回っているということ。

個人向け対象のリテールではなくBtoB(企業間取引)の企業だけに見えにくいが縁の下の力持ちといった印象である。

しかもお金の移動(入金・支払い)のない企業はないので、日本中の企業がターゲットになりえるとの話。

そして中国展開も睨み始めている。となると、世界中の企業がターゲット。

因みに世界の企業間電子取引市場の規模は200兆円とも目されている。いずれは日本にはなかったエスクロー(資金決済会社)のような存在になる のかも知れない。


同社の江田社長は都銀出身である。「ワンストップ」を標榜している。銀行のワンストップと企業の求めるワンストップが同床異夢だったことからの 起業と聞いた。

銀行にとって見れば自行での各企業の資金の出し入れが「ワンストップ」だし、各企業にしてみれば金融機関は複数であっても一括管理できるが「ワ ンストップ」。

この違いは大きい。

江田社長は、退職金などを元手に10年前に独立。大手製造業などから出資金を数億円募ったが約2年は開発にコストがかかり売り上げゼ ロ。

資本金を食いつぶす寸前になってようやく初めての売り上げが立ったという。ただしその金額はわずか2000円。利益にするとそれこそホンの少 し。ただしココが原点となり、現在ではマザーズ市場に上場する優等生になっている。

「続けてきて良かった」という言葉は結構染みた。

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筆者紹介

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講師 櫻井 英明

ストックウェザー「兜町カタリスト」編集長

個人投資家のカリスマ。日興證券で機関投資家の運用トレーダー、インターネット証券の営業企画兼情報担当、「株式新聞Weekly」編集長を経て、08年 から現職。「株式にっぽん」客員論説主幹兼任。 夕刊フジに「兜町カタリスト通信」を連載。08年8月から地上波初の株式市場LIVE中継が話題の東京MXテレビ「東京マーケットワイド」の 火曜前場、木曜後場にキャスターとして出演中。

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