【夏季・全国経営者セミナー】事業家・若手起業家…35講師登壇、経営者700名が集う3日間 

社長のための「コラム&NEWS」
大久保一彦の“流行る”お店の仕組みづくり

33軒目 「博多の20歳代後半の女性に圧倒的な支持を受ける店」


博多の20歳代後半の女性に
圧倒的な支持を受ける店!

「HAKATA ONO」(福岡県・博多市)




 4年前にあと10年生きられる確立が30%と医師に宣告されて、意識が変わり、会社が変わり、業績が変わった会社がある。その男の名は小野孝 (さとし)だ。

 彼の率いる店を福岡の飲食店の経営者は“ONOグループ”と呼ぶ。




 実は、小野は病気になる前も月刊食堂などの専門誌に繁盛店として取り上げられたことがある。しかし、そのころの小野は繁盛していたが、裏で は、一年以内の離職率が95%という異常事態にあった。

 病気になり、小野は、身近な人間の幸せを意識した。そのことにより、「お客様が喜べば結果は後からついてくる」という考えを改め、従業員の幸 せを意識するようになった。

 そして、増やしたのが従業員との対話だ。実に一日の60%を従業員との対話にすごす。

 やる気だけでは人は長続きしない。

 夢をもつことが大切だと安易に言われるが、夢をもつということはその夢との間にできるギャップを持つという面がある。人は強くないし、その解 消がなければ、長期的な視点で見れば長続きはおぼつかない。

 小野は店を作るときもアイデアをみんなから聞くようになった。そして、その店はスタッフの手で繁盛店となっていった。

 2008年秋、天神IMSに小野は念願の大型店を出した。その店名が“HAKATA ONO”だ。天神IMSという野の葡萄、回転寿司の磯貝など繁盛店が名を連ねる中で、とてつもない売上をたたき出している。




 小野の店は当初、月商1400万円くらいのスロースタートだったが、6月には「2000万円は見えました!」と笑顔で応えた。その理由はお値 打ち感、ランチに魅力的なサラダバーを取り入れた。サラダバーと言っても、前菜がふんだんにあり、980円のメニューにもついており魅力があ る。

天神IMSの主力客層の三十代女性には意外と知名度はなかったが、この「意外にいい」という事後評価が固定客を作り繁盛店へと向かってい る。

 小野は来年海の見えるところか山でホテルを作るという夢を具現化する。そして、またファンを増やし続ける。

バックナンバー

バックナンバーを全て見る

筆者紹介

画像 講師写真

講師 大久保 一彦


日本の将来のために創業・第二創業・イノベーションを支援する有限会社
代表取締役

10,000店舗を訪問、「反映の仕組み」を体系化 日本、フランス、アメリカなど1万店舗を実際に食べ歩き、 多くの飲食経営本を著す。 飲食店のもうけの構造を知り尽くした現場コンサルタント。 日本、アメリカ、欧州、1万店舗以上の店舗を訪ね、繁盛の秘訣を体系化し、「オオクボ式繁盛プログラム」を開発。損益分岐点を下げる仕掛けでは、月商400万円売れないと成り立たなかった店を月商180万円でも利益が出るよう指導し、成功させた。 (株)グリーンハウス時代に「新宿さぼてん」を惣菜店多店舗化に成功。独立後は、ハイディ日高、和幸、東和フードサービスなどの新業態開発やメニュー開発などを手掛け、地域密着店、老舗料亭やフレンチ・イタリアンの高級店等の運営から集客法までを一元的に指導。経営者の信頼を得る。 「行列ができる店はどこが違うのか」など著書24冊。

筆者の関連セミナー

シリーズトップへ戻る 経営コラムのトップへ戻る

画像 ページTOPに戻る