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社長のための「コラム&NEWS」
大久保一彦の“流行る”お店の仕組みづくり

24軒目 「山の奥の蕎麦屋」


「山居」(茨城県石岡市)



 セカンドライフで蕎麦屋をやりたいという中高年の相談をうける。私にしてみると蕎麦屋は難しい。蕎麦は安くも売れるし、高くも売れるからだ。 そんなセカンドライフを蕎麦屋でという中高年のかたに今回はこの記事を捧げたい!
 
 茨城県の石岡市にある「茨城県フラワーパーク」がある。バラの咲く6月上旬ともなると一面に咲き乱れるバラの花が実に美しい。当然、駐車場に 入る人で耐えない。

 このフラワーパークはペット同伴がOKだ。ペット同伴OKのフラワーパークは意外と少ないため、私のような人間にとってはありがた い。

 今回紹介の「山居」という蕎麦屋は土浦北インターから茨城フラワーパークに向かうフルーツライン沿いにある。フラーパークに負けず劣らず、店 に入るのに30分待ちは覚悟しなくてはならない。もちろん待つ甲斐はある。





 駐車場に入った瞬間、風格ある山小屋風の木造建築と、蕎麦を想起する深緑の暖簾、店の入り口の横に聳え立つ大きな樹木、この調和がなんとも言 えない雰囲気を醸し出し、吸い寄せられるような印象を持つことだろう。

 鳥の囀りの聞こえる風情ある山林に囲まれた環境に調和した木のぬくもりのある店内にいると実に落ち着く。テーブル席、小上がりがしっかりあ り、ゆったりとした印象もある。

 脱サラしたオーナーが家族経営する店と聞くが、スタッフの接客は実に感じが良く、丁寧で、おもてなしの心を感じる。フラワーパークのペット同 伴可という事情を知ってか、テラスには2テーブルペットOKのスペースがあるのも嬉しい。

 蕎麦は茨城県産のそば粉の手打ちにこだわり、プラス200円で十割蕎麦が楽しめる。ただし、平日20食、土日40食限定で、早くから行列して いるのはこのせいかもしれない。

 値段は、ざる700円、山菜蕎麦900円、鴨ざる1100円ととてもリーズナブルだ。十割蕎麦は二八そばよりもこしがある。野菜の天ぷらはカ ラっと揚げてあり、塩を添えて提供されている。





 もし、フラワーパークへいくがてらこの店に行くことがあるのなら、サイドメニューの筑波山名物ちぎりこんにゃくはぜひご試食されたい。この店 から感じるのは環境がよければ人は集まることだ。第二の人生も、コンセプトがある店を作らねばならない。


    手打・十割そば処 山居(さんきょ)
          茨城県石岡市柴内194-1
            電話 0299-42-4455

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筆者紹介

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講師 大久保 一彦


日本の将来のために創業・第二創業・イノベーションを支援する有限会社
代表取締役

10,000店舗を訪問、「反映の仕組み」を体系化 日本、フランス、アメリカなど1万店舗を実際に食べ歩き、 多くの飲食経営本を著す。 飲食店のもうけの構造を知り尽くした現場コンサルタント。 日本、アメリカ、欧州、1万店舗以上の店舗を訪ね、繁盛の秘訣を体系化し、「オオクボ式繁盛プログラム」を開発。損益分岐点を下げる仕掛けでは、月商400万円売れないと成り立たなかった店を月商180万円でも利益が出るよう指導し、成功させた。 (株)グリーンハウス時代に「新宿さぼてん」を惣菜店多店舗化に成功。独立後は、ハイディ日高、和幸、東和フードサービスなどの新業態開発やメニュー開発などを手掛け、地域密着店、老舗料亭やフレンチ・イタリアンの高級店等の運営から集客法までを一元的に指導。経営者の信頼を得る。 「行列ができる店はどこが違うのか」など著書24冊。

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