【夏季・全国経営者セミナー】事業家・若手起業家…35講師登壇、経営者700名が集う3日間 

社長のための「コラム&NEWS」
大久保一彦の“流行る”お店の仕組みづくり

105軒目 《豚まんの『李白や』のシュールなカウンターバー》痴唐人(広島市)

 これからの時代、第一次産業者も、メーカーも小売りも外食産業に進出して、消費者との接触する機会を創出し、それぞれのビジネスモデルにないエンターテイメント性を演出するでしょう。なぜならば、食は多くの人にとってもっとも身近なレジャーですから、背景にあるストーリーがたくさんあればあるほど、このレジャー性より高い水準で実現され、消費者の心を食の魅力に引き込むことができるからです。

 今月のコラムでは、豚まんを製造販売している広島の『李白や』がやっているとても魅力的でディープな“餃子バー”を紹介しましょう。

 店は、『李白や』の製造販売しているお店の隣でひっそりとやっています。夜来店すると、少し外見は暗めでやっているのかという拒絶感があります。


 『李白や』をご存知ないかたもいらっしゃると思いますが、以前は百貨店にあった豚まんのルーツのような店。中国本土の肉まんを九州経由で伝えたそうです。
 さて、店に入ると、ワイン飲んでいるお客がほとんど、カウンター内に、無造作に抜栓済みの『オーボンクリマ』が置いてあります。『オーボンクリマ』と言うとアンリ・ジャイエを師と仰ぎ、サンタ・バーバラを「カリフォルニアのコート・ドール」と言わしめた“サンタ・バーバラの怪人”と異名をとるジム・クレンデネン氏のワイナリーですね。

 早速、そのオーボンクリマを注文してみましょう。一緒にお通しが出てきます。

 料理は一口餃子(10個400円)の他にも焼き〆鶏(皮3本450円)、天恵美豚ハラミ(650円)、焼きのり(+60円)で食べられる自家製レバーパテ(480円)など魅力的なメニューの他、チャンジャ(580円)、牛タン(800円~)、トマトスライス(600円)などのスタンダードなメニューを品揃えしています。一般的にメニューが多いのに、選びたいアイテムがないことが多いですが、こちらは、逆で、少ないのに食べてみたいアイテムばかりです。


 このようなうまいラインナップだと、トマトスライスですら、何かあるのかと思うほどです。今日は二件目につき、そんなに注文できませんが・・ まずは、こちらの店のおすすめの一口餃子を注文します。すると、いきなり、板さんが皮を作り出します。で、一口餃子なので、ちまちまっと握っていきます。おっ、これはサクミでなく、モチっとパターンやな。楽しみですね。提供されると、ほぼ予想通りの品です。これはこれでいけます。


 こちらは日本酒、焼酎も充実しております。まずは日本酒を注文してみましょう。こちらの店は開栓したものいくつかの中から出てくる仕組みで、基本おまかせです。

 品揃えは狙っていてマニアックなものが多いようです。HARADAから。続いてキュベジャポン、その後は焼酎にして、森伊蔵、渋柿(しぶし)を注文します。


 まずはおすすめという薄タレで食べる豚足です。炙ってばらした豚足はタレが個性的でキレがあって旨いです。


 〆に注文した五島うどんは卵の入った醤油ベースのタレがいいですね。


 お持ち帰りもあり、『李白や』なので豚まんはもちろん、豚足なども持ち帰ることができます。


 こりゃ、面白い店、見つけましたね。食べログの点数現在3.0と点数低くて、ウッシッシーですね〜。

痴唐人
広島県広島市中区舟入町7-16
TEL:082-292-2898
→食べログ内ページ

バックナンバー

バックナンバーを全て見る

筆者紹介

画像 講師写真

講師 大久保 一彦


日本の将来のために創業・第二創業・イノベーションを支援する有限会社
代表取締役

10,000店舗を訪問、「反映の仕組み」を体系化 日本、フランス、アメリカなど1万店舗を実際に食べ歩き、 多くの飲食経営本を著す。 飲食店のもうけの構造を知り尽くした現場コンサルタント。 日本、アメリカ、欧州、1万店舗以上の店舗を訪ね、繁盛の秘訣を体系化し、「オオクボ式繁盛プログラム」を開発。損益分岐点を下げる仕掛けでは、月商400万円売れないと成り立たなかった店を月商180万円でも利益が出るよう指導し、成功させた。 (株)グリーンハウス時代に「新宿さぼてん」を惣菜店多店舗化に成功。独立後は、ハイディ日高、和幸、東和フードサービスなどの新業態開発やメニュー開発などを手掛け、地域密着店、老舗料亭やフレンチ・イタリアンの高級店等の運営から集客法までを一元的に指導。経営者の信頼を得る。 「行列ができる店はどこが違うのか」など著書24冊。

筆者の関連セミナー

シリーズトップへ戻る 経営コラムのトップへ戻る

画像 ページTOPに戻る