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社長のための「コラム&NEWS」
大久保一彦の“流行る”お店の仕組みづくり

85軒目 気仙沼のふかひれのうまい店

 連休を利用して気仙沼を訪問した。

 あの震災から4年の月日が経った復興商店街や港など被災地を見学した。同行した妻はいまだにプレハブで営業している様子にいささか驚いていた。

 さて、今回はそんな気仙沼の地域密着の人気中国料理店『中華家かいか』を紹介しよう。


 『かいか』は気仙沼の中心地から車で10分くらい、一関から入口に近いほうの郊外にある。

 人気メニューは、気仙沼がふかひれの名産地とあって、ふかひれ料理だ。オーナーの梶原さんのお父さんは鮪漁船に乗っていたという。もちろん、良い時代の鮪漁船だ。

 ところで、鮪漁船は操業するとよくサメがかかる。それも大きなサメだ。そんな極上のふかひれが持ち込まれることもあるというのが、この店だ。とてもふかひれと縁が深い店なのである。

 このようなローカルな中国料理店ではあるが、『かいか』では、“ふかひれの姿煮”は注文が入ってから20分かけて下味をつけるスープで煮込み、その後白湯スープで25分~30分かけて仕上げる。そんなことがあってか、庶民にはなかなかなじみがないふかひれの姿煮だが、人気なのである。


 今回は、私が予約をしておいたということもあり、真子鰈の料理を出してくれた。真子鰈の身はパプリカやアスパラや葱などの野菜とともに豆鼓で炒たものだ。


 野菜の甘く、ふっくらと蒸された豆鼓のアクセントがとても印象的でうまかった。器もこっていて、身を外した尾頭付きの骨風干しにしておいて、それを低温で揚げてサクサクと食べられるようにしてあった。

 麻婆豆腐は味噌が効いていて田舎風の味わいだが、濃厚でうまい。ラーメンや餃子も人気である。


 日常の気軽な食事から、家族での集まりなどなど幅広い利用動機に対応しているとても使い勝手のいい店だと思う。

 最後に、震災後に梶原さんの安否を心配していたら、SNS経由で、「梶原さんが無料でラーメンを提供している」という報告が現地の知らない人から入った。梶原さんのご一家はみんな無事だったのだ。そして、その人は「いかにも梶原さんらしい」と付記していた。
 まだまだ、復興に時間がかかりそうではあるが、海沿いの道路の高さも決まったようで、今回の旅で、気仙沼の人の温かさや優しさ、そして笑顔にふれることができた。これから未来に向けて確実に進んでいるように感じた。

 気仙沼に輝かしい未来があることを祈念したい。


中華家 かいか
宮城県気仙沼市明戸60-1

電話 0226-24-3751
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筆者紹介

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講師 大久保 一彦


日本の将来のために創業・第二創業・イノベーションを支援する有限会社
代表取締役

10,000店舗を訪問、「反映の仕組み」を体系化 日本、フランス、アメリカなど1万店舗を実際に食べ歩き、 多くの飲食経営本を著す。 飲食店のもうけの構造を知り尽くした現場コンサルタント。 日本、アメリカ、欧州、1万店舗以上の店舗を訪ね、繁盛の秘訣を体系化し、「オオクボ式繁盛プログラム」を開発。損益分岐点を下げる仕掛けでは、月商400万円売れないと成り立たなかった店を月商180万円でも利益が出るよう指導し、成功させた。 (株)グリーンハウス時代に「新宿さぼてん」を惣菜店多店舗化に成功。独立後は、ハイディ日高、和幸、東和フードサービスなどの新業態開発やメニュー開発などを手掛け、地域密着店、老舗料亭やフレンチ・イタリアンの高級店等の運営から集客法までを一元的に指導。経営者の信頼を得る。 「行列ができる店はどこが違うのか」など著書24冊。

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